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【Web3転職・副業】レコチョク × Web3 (NFT) |  人と音楽の新しい関係をデザインすることを目指し、音楽業界でWeb3を実装する

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今回は音楽配信サービスや音楽業界向けソリューション事業を展開する株式会社レコチョクの次世代ビジネス推進部にてNFTを含む新技術の導入を進める横田さん、小南さんへお話を伺いました。本記事は、音楽領域でのWeb3の活用に興味のある方や新技術を活用した新たな音楽体験を企画・開発してみたいという方にぜひ読んで頂きたい記事となっています

目次

株式会社レコチョク 次世代ビジネス推進部横田さん、小南さん

横田直也(次世代ビジネス推進部 エンジニアリングマネージャー)
小南勇介(次世代ビジネス推進部 次世代企画グループ リーダー)

次世代ビジネス推進部は、Web3時代を見据え、ブロックチェーン、NFT、AI等の新技術を用いたプロダクト開発を行い、音楽業界において利活用できる形でアウトプット、サービス運営していく部門として2021年に発足。部門発プロダクトの第1弾として、2022年1月に自社のECソリューションサービス「murket」にNFTの販売機能の追加を行って以降、現在までに300以上のNFT商品をリリース。

小南はプロダクトのマネジメントやディレクション、音楽業界やWeb3企業とのリレーション構築等プロダクトをビジネスに落とし込む企画部門のリーダー
横田はAI・ブロックチェーン・メタバース等の新技術の開発に加え、エンジニアを統括するエンジニアリングマネージャーを担当

レコチョク「Web3.0プロジェクト/次世代ビジネス推進部」紹介サイト:http://recochoku.com/web3/
レコチョク「murket」サービスサイト:https://recochoku.jp/corporate/murket/
レコチョクWeb3公式Twitter:https://twitter.com/recochoku_web3

​新技術で人と音楽の新しい関係をデザインする株式会社レコチョク

レコチョク「Web3.0プロジェクト/次世代ビジネス推進部」紹介サイト

––––ず始めに、株式会社レコチョクが今取り組んでいる事業の概要について教えてください

(小南) 当社は、楽曲をダウンロード販売する「レコチョク」、定額制音楽配信サービスの「dヒッツ」「TOWER RECORDS MUSIC」、店舗向けBGMを配信する「OTORAKU -音・楽-」など様々な音楽配信サービスの企画・運営に加えて、音楽業界の課題解決に向けたソリューション「murket」の提供など、BtoCとBtoBの双方に向けた音楽に関わる多様なサービスを展開しています。

社員の約4割がエンジニアであり、音楽業界の中ではテクノロジーの活用に強い会社となっています。

––––なるほど。小南さんが所属する次世代ビジネス推進部としてはどのようなことに取り組んでいるのですか。

(小南) 次世代ビジネス推進部はブロックチェーン、NFT、AI等の新技術を、音楽業界で利活用できる形でアウトプットし運営していく部門です。部門発プロダクトの第1弾は「NFTの販売機能」であり、2022年1月にECソリューションサービス「murket」の中に組み込む形でリリースしています。

––––そうなんですね。murketについて、詳しく教えてください。

(小南) murketは音楽業界の各企業様がECストアを立ち上げることができるソリューションサービスとなっており、楽曲や動画などのデジタルコンテンツ販売に加え、CDやDVD、Blu-ray、Tシャツやタオルといったフィジカル商品も販売できます。その中にNFTを販売できるシステムを組み込んでいます。

––––murket上ではNFTでない現行の商品とNFTを同一の画面から購入できるんですね。

(小南) はい。murketは2021年10月に立ち上げ、2022年の1月にNFT販売機能をリリースしましたが、特別なツールや技術知識がなくても気軽に購入いただけるようにサービスを設計しました。なので、暗号資産やウォレットを用意する必要はなく、NFTであっても円で購入することができます。とはいえ裏側はパブリックチェーンで動いています。

誰でも使えるWeb3の実装を目指した、音楽領域と掛け合わせたNFT

レコチョク「murket」サービスサイトより

––––murketにおける、音楽領域で活用しているNFTの強みについて教えてください。

(小南) やはり、Web2.0のUI/UXでNFTを始めることができ、ユーザーにとって圧倒的にNFTの購入ハードルが低い点です。音楽含め、何かのファン向け商材を取り扱う以上は、極論、今までと同じ購入UXで、でも実は裏側はNFTという技術を使っていますというレベルまでユーザー体験を上げる必要があると思っていて、まだ道半ばなことも多いですが、最低限は具現化できているのではと思っています。

––––確かに暗号資産もウォレットも必要なければ誰でも気軽にNFTを購入することができますね。

(小南) はい。ただ、単に新技術を使用するだけでなくこれまでレコチョクで培ってきたリソースを活用することでさらに業界向けの価値提供ができると考えています。例えば、楽曲の著作権処理の部分とか、今まで様々なシーン、サービスでアーティストや楽曲、グッズの販売をサポートさせていただいてきた知見やノウハウとか、それらとNFTと掛け合わせることで、ファンエンゲージメントを向上させるような商品の提案や具現化も可能になっています。

––––意味のある価値をNFTとして提供できるのは大きな強みですね。

(小南) そうですね。単にヒットした楽曲をRemixできる権利や、未発表のデモテープ等をNFTとして販売するのではなく、NFTにした時の価値を考え抜き、既存のマーケットにフィットした形でNFTを組み込んで行くことを大事にしてサービスを開発しています。

––––アーティストのファンの方でも気軽に価値のあるNFTを購入できるような仕組みを実装しているのですね。

(小南) はい。ただ、それだけだと今度はすでにWeb3に馴染みのある方々にとっての魅力が薄まってしまうので、例えばMetaMaskにmurketで購入したNFTを取り出して、他のNFTマーケットプレイスで購入したNFTと一緒にコレクションしてもらうこともできます

現在時点で生まれてくるアーティストや楽曲のほとんどは、Web3とかそういうことではなく、目の前のファンの方々のために生まれてくるものだと思っているので、音楽×Web3の実装においてはWeb3に既に馴染みのあるファンの方、そうでないファンの方のどちらでも楽しめるような仕組みを作ることを心がけています。

新たな音楽の世界の実現に向け、新技術の社会実装を行う若手中心のチーム

––––次世代ビジネス推進部で働かれているメンバーについて教えてください。

(横田) レコチョクは音楽×Web3.0で何かできればと、2021年から「Web3.0プロジェクト」というプロジェクトを立ち上げました。当初は6人しかいなかったのですが、現在は13名のエンジニアと5名のビジネスメンバー18人が、会話しながらともにサービスを開発しているチームとなっています。

––––エンジニアの方はどのような方でしょうか。年齢やスキルに関して教えてください。

(横田) エンジニアは20代が中心です。一部中途入社の社員もいますがほぼ入社6年目迄の社員で構成されており、スマートコントラクト、バックエンドからフロントエンドまで対応できるエンジニアが大半となっています。

チームは大きく3つの領域に分かれており、1つ目は、スマートコントラクトをはじめとした、レコチョクNFTの基盤を開発しているチームです。
2つ目は、NFTを持っている人たちが楽しめるdAppsを開発するチーム
3つ目は、NFTの発行や所有者向けに配信するコンテンツの登録をするための管理画面を開発するチームです。

––––働き方についても教えてください。

(横田) 当社は、9割がリモートワークです。そのためオンラインでのコミュニケーションがメインとなっています。しかし、新しい機能を開発する時は、実際に集まって要件を決めていくこともあります。

––––基本的にはリモートで、集まることもあるのですね。エンジニアにはどのようなことを求めていますでしょうか。

(横田) 私は、エンジニアに対して、プロダクトとして開発するマインドを持ってほしいと考えています。例えば、この機能は、誰の課題をどのように解決するために作っているのかをよくエンジニアに聞くよう意識しており、実際にそのマインドが備わってきていると実感しています。

また、ブロックチェーンにおけるフレームワーク等、使用する技術はみんなの意見で決められるようにしており、エンジニアにとって働きやすい環境を用意することも意識しています。

新技術の社会実装を行う次世代ビジネス推進部の採用ポジション

レコチョク公式採用サイトより

––––現在募集されているポジションについてお聞かせ頂けますでしょうか。

(小南) はい。エンジニアもビジネス側も少々不足しているため募集を出しています

––––そうなんですね。エンジニアについてはどのような方が望ましいでしょうか。

(横田) Web3経験は問わず新しいことに興味がありどんどん自分から学んでいけるエンジニアであればレコチョクのカルチャーとマッチすると考えています。そのため、エンジニアの面接時には、新しいことにチャレンジすることを普段から心がけているかどうかを意識して聞くようにしています。自ら新しいことに楽しんで飛び込んでいけるような人だと入社後も活躍していけると思います。

––––そうなんですね。ビジネス側はいかがでしょうか。

(横田) ビジネス側は、プロダクトを具現化した時にどうビジネスに落とし込んでいくか、いかにアーティストや音楽業界に寄り添えるかを考え行動に移すことができるメンバーを増やしていきたいです。プロダクトの要件を作ったり、取引先も含めた関係者と会話して方向性を決めたりするポジションですね。

(小南)また、Web3にこれから参入する企業の方へ向けて、できるだけ日常使いしている言葉でWeb3のことを説明できるということも大事なスキルです。自分自身、これからWeb3に参入しようとしている方々にご理解いただくためにも、日々の言葉選びにはとても気をつけています。

次世代ビジネス推進部の今後の展望

公式サイトより

––––次世代ビジネス推進部の今後の展望についてもお聞かせください。

(小南) はい。Web3に加えてAIの活用を視野に入れています。既にChatGPTをはじめとする生成AIの活用による音楽市場への新たな価値提供の実現を目的とした「withAIプロジェクト」の立ち上げを発表しており、今後、音楽業界に向けてアウトプットしていく予定です。

––––AIも活用していくのですね。Web3の方は今後どのように進めていくのでしょうか。

(小南) レコード会社をはじめ、音楽業界を中心にWeb3に向けた取り組みは今後も継続していきます。例えばWeb3をこれから活用したいという方々のご相談に乗ったり、ナレッジを共有できるようなポジションを目指しています。

NFTに関しては、音楽業界における成功事例をできるだけ早く確立したいです。そのために、音楽業界向けのWeb3勉強会を開催したり、アーティスト向けNFT商品の企画を丁寧に行っていきます。

––––AIもWeb3もどちらも音楽業界ではとても可能性がありそうですね。

(横田) 良いプロダクトは良いチーム作りからだと思うので、今後も生産性をあげながら、しっかりチームとして開発していき、良いプロダクトを作り、「音楽×AI」や「音楽×Web3」と言えばレコチョクだよねと言われるように、チームで目指していきたいです。

––––最後に読者へのメッセージについてお聞かせ頂けますでしょうか。

(小南) 音楽業界におけるAIやWeb3の活用は、解決しないといけない課題も多いですが、強い熱量を持って向き合えば多くのチャンスをつかめる領域だと思っています。アーティストとファン、ファンとファンの新しい関係を具現化していきますので、ぜひ弊社の活動に注目してほしいです。

また、未来に向かって活動しているWeb3プロジェクトや企業としっかりとコミュニケーションを取りコラボレーションしていきたいと思っています。

(横田)現在は世界中の人たちがWeb3の活用に対して答えを出そうとしている0→1フェーズだと思っていますので、レコチョクでもその0→1フェーズを楽しみながら、音楽業界における成功事例を作って行きたいです。

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この記事の監修者

web3エンジニア兼PM/主にWeb3のマスアダプション関連のプロジェクト情報を発信しています。

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